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2017年3月28日火曜日

Tadakuさん

先日のオープニングにお邪魔したNagatacho GRIDに入居されている、Tadaku共同設立者のお一人・Tao Romera Martinezさんにそのサービスのお話をうかがってきました。

Tadaku
設立: 2013年10月
先生数: 約300名
国数: 89か国
会員数: 累積2万人
「食を通じた異文化交流」がテーマのプラットホーム・サービス。日本在住の外国人・日本人が、自宅で自国の家庭料理・テーマの国の料理を日本人に教える料理教室。会社名は「い『ただき』ます」に由来。

10ケ国に20名の先生を登録してスタートした当初は、海外に行った日本人旅行者向けに現地の家庭料理を現地の方と気軽に楽しめるサービスとして設定していたそうです。ただスタートしてすぐ、旅行中にそのニーズを把握することが難しいことが分かってきました。また、一人の旅行者に関して旅と旅の間が空くことも、ビジネスとして考えたときにあまり生産的ではありませんでした。

そうこうして過ぎた3か月。2014年1月ごろ、友人と話している際に「タオが教えればいいんじゃない?」という一言がありました。「なるほど」と思ったMartinezさんは、ご自身の実践も通して市場のニーズも体感していきます。その後、2年くらいは口コミを通して、ゆるやかなカーブで登録者数は少しずつ増えていきます。

2015年末、旅行者としての日本人オーディエンスは終わりにすることを決定。完全に日本国内向けサービスとして舵を切ります。テーマにぶれはないので、創立当初のサービスを終了することに未練は無かったとのこと。

2016年1月、株式会社ガイアックスによるM&Aを経て、Facebookでの大規模な広告展開なども開始。また運営も極力無人化になるようシステムを構築し、ホストや会員の登録者数を増やす仕掛けに注力。このあたりは小商いの規模でも考慮に入れるべき点でしょうね。

2016年12月、東京メトロの経営資源と自社のサービスを融合させたコンペで「東京メトロアクセラレーター賞」を受賞。現在は実施に向け、そのサービスを協議中だそうです。

現在の登録している先生を分析すると、(インド料理としての)インド率が高いそうです。そしてフランス、イタリアといったヨーロッパ圏が続きます。公式カレンダーではいつも楽しくて美味しそうなメニューが満載です。

関西エリアでもレッスンの検索は可能です。
Martinezさん、今回はお時間ありがとうございました!